一度に3つの注文を出す
IFD注文とOCO注文の組み合わせた注文方法が、「IFO注文」です。
最初の注文が成立したら、あとは自動的にOCO注文発動するという注文方法です。
例えば、1ドル=118円のとき、「1ドル=117円で買い」という注文を出します。
この注文が成立したときに、次のOCO注文が自動的に発動されるように設定します。
つまり、「1ドル=119円で売り」という利益確定注文と「1ドル=116円で売り」という損切りの注文を同時に出せるのがIFO注文の特徴です。
(どちらかが成立したら、もう一方は不成立)
①1ドル=117円で1万ドル買い 117(円)x10,000(ドル)=1,170,000円の約定
②1ドル=119円になったら売り→利益確定売り
119(円)x10,000(ドル)=1,190,000(円)-1,170,000円=2万円の利益確定
③1ドル=116円になったら売り→損切り売り
116(円)x10,000(ドル)=1,160,000(円)-1,170,000円=1万円の損切り
一度で「新規」「利益確定」「損切り」と、3つの注文ができるという優れものです。
投資スタイルに合わせて使おう
これらは、仕組みさえわかれば、常時、為替の動きをチェックできない投資家には、ありがたい注文ツールといえます。
しかし注意したいのは、取引業者によって取り扱っている注文方法が異なる点です。
これまで紹介した三つの自動売買は、たいていの取引業者で取り扱っていますが、さらにもっと複雑な注文方法を取り扱っている業者もあります。
投資スタイルに合った方法を選択しましょう。
ポイント どの注文方法を選択すべきか?
どの注文方法がいいかは、その投資家の投資スタイルや生活スタイルによって変わってくる。
また、投資資金に対してどこまでリスクを取れるかによっても損切りの水準も変わる。
初心者は、なるべく慣れるまで早めに損切りも念頭に置いておきたい。
それと、IFOは業者によってIFDO、IFDOCOなどと呼び方はそれぞれです。